ダイエットのためにスポーツクラブに通っている小松みずえさん。でも、なかなか痩せることができません。健康診断の結果では、運動しているにもかかわらずコレステロール値が高くてガッカリ。運動後はビール飲んでドカ食いしてしまったり、魚類より肉類が好みなこともあるのでしょうが・・・。脂肪の燃焼を助ける食べ物がないか、知りたいところです。
脂質には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類があります。飽和脂肪酸はラードやバターなど、肉類や乳製品に多く含まれています。動物性の油っこいものを食べると、コレステロールや中性脂肪が体に増えるのはご存知のとおり。肉の脂身は血液にとけてドロドロになってしまいます。
一方、不飽和脂肪酸は魚類や植物油に多く含まれます。植物油といえばベニバナ油(サフラワー油)やコーン油に含まれるリノール酸でしょう。リノール酸には血中コレステロール値や中性脂肪値を一時的に低下させる働きが認められています。
体内では作れないリノール酸などの不飽和脂肪酸は、その栄養素が解明されるまではビタミンFと呼ばれていました。
ビタミンFが豊富に含まれている食品には次のようなものがあります。
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植物油
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ベニバナ油、コーン油、ひまわり油(リノール酸)
■ その他 ■
昆布、わかめ(リノレン酸)
痩せづらいと思っている人は意識して動物性脂肪から、植物性脂肪に切り替えましょう。ベニバナ油やコーン油で揚げた野菜を食べたり、ドレッシングにこだわってみたり・・・。
でもいくら植物性のリノール酸でも摂りすぎは禁物。悪玉コレステロールだけでなく善玉コレステロールも減少させてしまうからです。それにやっぱり「脂質」なので、摂り過ぎは肥満の原因になります。