風邪はとにかく予防が大切。風邪をひきたくなければ手を洗い、うがいをし、無理をせずに規則正しい生活をし、食事ごとにビタミンCを摂りましょう。
緑黄色野菜に多く含まれるビタミンCは細胞間にあるコラーゲンの生成と保持に役立っています。コラーゲンは皮膚や粘膜の強化に欠かせない栄養素で、ビタミンCを摂することにより、のどや鼻の粘膜を強くして風邪ウイルスの侵入を防いでくれるのです。
また、ビタミンCはウイルスの核酸を破壊し、ウイルスそのものを攻撃する「インターフェロン」の生産を促し、抵抗力を高めてくれる働きもします。
真皮にあるコラーゲンとビタミンCの関係が良好に保たれていれば、風邪ウイルスをシャットアウトするだけでなく、にきびあとや毛穴の開きも改善してくれます。同時にビタミンCはコラーゲンを減らす酵素の産生を抑制してくれるので、皮膚にハリをもたらしシワやたるみも予防してくれます。
ほかにも抗酸化作用によってコレステロールなどの酸化を防ぎ、老化を遅らせる働きもあります。
ビタミンCが豊富に含まれている食品には次のようなものがあります。
■ 緑黄色野菜 ■
パセリ、ブロッコリー、ピーマン
■ 果物・緑茶 ■
ミカン、イチゴ、緑茶
ビタミンCは水溶性で、摂取後2、3時間で体外に排出されてしまうので、一度に食べないで数回に分けましょう。またたばこはせっかく摂ったビタミンCを破壊してしまうのでもったいないですよ。